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導入事例

アニメ制作会社様 事例

株式会社スタジオ雲雀 様

http://www.st-hibari.co.jp/

システムアドミニストレータ 齋藤 成史 様 
アニメーター 黒澤 桂子 様
制作 菊池 佑哉 様

フルデジタルでペーパーレスの未来へ
機材貸与や講習会でフルデジタル化を推進
-セルシスからCLIP STUDIO PAINT 200ライセンスを提供-

(2017年7月)

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1979年に設立された株式会社スタジオ雲雀様。2017年7月放送の「潔癖男子!青山くん」より、「CLIP STUDIO PAINT」を本格導入し、フルデジタルで制作されています。その導入の背景と効果、お取り組みについてお伺いしました。

ースタジオ雲雀様のお仕事について教えてください。

スタジオ雲雀は1979年に仕上げ専門のアニメスタジオとして設立されました。現在はグループ企業として3DCGスタジオのラークスエンタテインメントや海外の事業拠点があり、アニメーションブランドのラルケと共に、元請け作品の制作を中心に幅広く事業を展開しております。グループ企業内で手書きアニメと3DCGを駆使したハイブリッドなアニメも制作できるのが強みです。(齋藤様)

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ーこの度のフルデジタル化については、なにかきっかけがあったのでしょうか?

 昔からスタジオ雲雀には、デジタル技術の導入にチャレンジしていく気風があり、デジタル作画についても肯定的な意見が多かったです。

 動画に関しては4年前からデジタルで行っていたのですが、「潔癖男子!青山くん」では、スタッフの多くがデジタルに慣れていた事もあり、本格的にフルデジタルでの作品制作を決断しました。今後の他作品でも続々とデジタル作画で取り組んでおります。(齋藤様)

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ーフルデジタル化したことにより、どのような変化がありましたか?

 管理面では原画回収等の運搬が激変しました。夜中に制作進行が車でカット袋の回収のために駆けずり回ることがなくなりましたし、ボタン一つで次の工程に渡せますので、時間・コスト面で大きな転換を実現できました。空いた時間を他の業務にあてることができ、非常に楽になったと感じています。(菊池様)

 作画面では、紙を切り貼りしてスキャンして合成して…と非常に手間がかかっていたことが、デジタル移行により、スムーズに作業できるようになりました。(黒澤様) 

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ーCLIP STUDIO PAINTの採用にいたった背景を教えてください。

 決め手になったのは利用人口とコストですね。導入前からCLIP STUDIO PAINT(以下:クリスタ)を個人で使用していたスタッフも多く、クリスタにアニメ機能が実装される前から、オートアクション機能を使ってレイヤーをパラパラめくって作画していたスタッフもいました。クリスタなら、お互いに教えあうことのできる環境を確立でき、かつ、大人数でもコストの負担が少ないと判断し、大規模導入に踏み切りました。(齋藤様)

ーCLIP STUDIO PAINTをどのような工程でお使いになっていますか?

 レイアウト、第1原画(1原)、1原に対する演出・作画監督チェック…第2原画も同様です。データの管理については、社内サーバーに各工程のフォルダを作り、カット毎にデータをリレーして回しています。フォルダ構成や命名規則を統一し、制作進行が他工程への移動の際にチェック・修正を行っています。(菊池様)

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ー実際にCLIP STUDIO PAINTをお使いになってみていかがですか?

 私はもともと個人でクリスタを使っていたのですが、初めて触った時に「すごく使いやすい!」と思ったのを覚えています。クリスタの線の描き味が大好きです。線を描くスピードにしっかりとついてきて、他のソフトと比べても、とてもレスポンスがいいです。アナログの質感も大切にしたいので、その感覚に近いブラシを使っています。パース定規もすごいですね。アナログの質感のままに、まっすぐな線を引けるので気に入っています。(黒澤様)

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ーフルデジタル化をスムーズにするために取り組まれていることはありますか?

 クリスタとAfter Effectsを使用してアニメ制作の全工程をすべて一人で行う新入社員研修を実施しています。自分の担当工程だけではなく、前後の工程を学ぶことで、よりスムーズにデジタル制作を進められると感じています。

 作画業務をお願いするスタジオやアニメーター様向けに、デジタル作画の勉強会や講習も開催しています。デジタル機材の導入が難しい場合は、社内に席を用意し、実カットを使ってレクチャーを受けながら業務に入ってもらい、在宅の方には、短期間の機材貸し出しなども実施しています。ソフトのみをお持ちでない方には、セルシスからご提供いただいた200本分の6カ月ライセンスをお分けしています。セルシスにはご協力いただき、大変助かっています。(齋藤様)
 

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ーデジタル作画への展望を教えてください。

 ペーパーレスの工程を確立することは弊社として至上命題です。紙作画のフローで発生していたロスやコストを、様々な面でクリエイターに還元できればと願っています。
 
 また、デジタルツールの導入によって、視聴者が驚くような新しい表現の作品を作りたいですね。(齋藤様)
 

ー「ワークフローのデジタル化」については、どのようにお考えでしょうか?

 ワークフローのデジタル化には2つの方向性があると思います。1つは業界全体で使える汎用的なものが形成されていくコモディティ化、もう1つは自社の仕様や専門性をもとに独自のものを構築するスペシャライズ化です。私としては前者を望みます。デジタル作画に移行しても、スタジオ間の情報の不一致や齟齬が残ったままでは、かえって運用しづらいです。現段階ではツール毎に独自の仕様が存在しておりますが、汎用化が進めばワークフローの構築は可能だと思います。(齋藤様)


セルシスは現在、汎用的なデジタルタイムシート情報のフォーマット、各ソフト間の入出力による、柔軟でオープンなワークフロー構築を提案しています。


 クリスタでタイムシート情報の入出力ができれば、デジタルワークフローの構築は大きく進むと思います。特にテキストベースの設定ファイルを介したデータの入出力ができれば、様々なワークフローに対応できるようになるでしょう。(齋藤様)

▼検討中の汎用タイムシート情報ファイル詳細資料
https://www.celsys.co.jp/files/user/pdf/anime/digitalcutfolder_170626.pdf


セルシスやCLIP STUDIO PAINTに期待することなどございましたら教えてください 。 

 PCに不慣れなアニメーターへのアプローチを、私たち現場と一緒に作ってもらえたらと思っています。業界向けのコミュニティや、アニメーション機能がわかるサービスがもっと充実すると嬉しいです。(齋藤様)

 機能面では、ライトテーブル機能が、より紙に近い動作になるといいと思います。また、演出や作画監督などは、工程をまたぎながら絵を確認するので、複数工程のセルをひとまとめで確認できるようになってほしいです。(黒澤様)
 

ー最後にプロのアニメーターを目指す方にアドバイスなどあればお聞かせください。

 今アニメ業界は変革期です。セルがデジタルになったように、作画がデジタルになろうとしています。それでも、まず画力がある事が大前提です。デジタルは、紙とペンから、PCに道具が変わっただけで基礎技術は何よりも重要です。そのためには様々な経験を積んでください。体の動かし方、演技など、実体験を積むのが一番です。

 私自身はある大好きな作品に出会い、そのような作品作りの一員になりたいと思いアニメーターを目指しました。学生時代は演劇部にも入ったり、とにかく色々やりました。もちろん絵も毎日描いていました。友人からリクエストをもらい、それを早く、大量に描くというのをやりました。キャラクターもコンセプトも色合いも、求められたものは何でも…。あの頃の経験はアニメーターとして凄く良い訓練になりましたね。

 アニメーターになった今でも、まだ画力が足りないと思っています。もっとうまくなりたいですね。制作中、スケジュールが厳しい時もありますが、完成時の達成感は何物にもかえ難く、仕事は総じて楽しいです。もっとうまくなれば、きっと、もっともっと楽しくなるのではないかと思っています。(黒澤様)

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【スタジオ雲雀について】

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スタジオ雲雀は1979年に仕上げ専門のアニメスタジオとして設立されました。現在はグループ企業として3DCGスタジオのラークスエンタテインメントや海外の事業拠点があり、アニメーションブランドのラルケと共に、元請け作品の制作を中心に幅広く事業を展開しております。 
 
スタジオ雲雀/ラルケでは現在デジタル作画スタッフを大募集中です! 法人・フリー問わずデジタル作画でやってみたい・勉強したいスタッフ様、是非お問い合わせください!
下記HPよりお問い合わせください。
HP: http://www.st-hibari.co.jp
お問い合わせ: http://www.st-hibari.co.jp/contact

TVアニメ「潔癖男子!青山くん」
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アニメ公式HP
http://kda-anime.com/
アニメ公式Twitter
https://twitter.com/megane_sinsi_z


2017年7月より TOKYO MX・読売テレビ・BS11にて放送開始。
TOKYO MX:7月2日より毎週日曜日24:00~
読売テレビ:7月3日より毎週月曜日26:29~
BS11:7月4日より毎週火曜日23:30~ 
http://kda-anime.com/onair.html

「潔癖男子!青山くん」PV
https://youtu.be/7CC__ij9WLM

お電話でのお問い合わせ

03-5365-3080

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10:00~12:00 13:00~18:00 (土日祝を除く)

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